ひと狩り行けない

お題「#おうち時間

 

何度かオンライン飲み会のお誘いを受ける。ありがたいことである。でも、申し訳ないがほとんどお断りをしている。お誘いされておきながら断るなんて良いご身分ですねと自嘲気味になるが、だってなあ。化粧したくないし、着替えたくないし、そもそも普段からそんなに飲み会参加しないもん。

 

正確には一度やって懲りた。相手は上司だった。全然悪くなかったし楽しかったんだけど、間が苦しかった。無言になってしまう間ってことじゃなくて、なんていうかなあ……顔を合わせていると、相手がその場にいると、もっと店内のザワザワ感とか、相手の手わすらとか、卓上の料理とか、そういう言葉以外の環境があって、微妙な隙間隙間を埋めてくれていたんだけど、それがないとどうなるかって……自分がやらないといけないんじゃないかって気がしてしまった。別に無言でいてもいい相手ならそんなことなかったんだろう。極端な話、いきなりスマホ見始めてもいいのかも。だけど相手が上司で、顔と声くらいしか共有してなくて、環境を一切共有してないってなると(見えてるけどそういうことじゃないんだ)、もう必死こいて喋らないといけなかった。強制されてもいないのにね。タイミングもつかみづらくて、同時にしゃべり始めてしまって「アッ」てなることが生身で会っているときよりも数倍あった。そういうわけで、私の性格上の問題によって「オンライン飲み会は不得手」という判断が下された。

 

モンハンのVCは全然大丈夫なのはなぜだろう。

そこで思いついたのだが、相手とモンハンや他のMMOやりながらVCでオンライン飲み会だったら解決できる気がする。要は、相手と共有している環境があればだいぶ助かるのだ。相手だけに集中しないといけない環境って私にはつらい。共有している環境があるなら別にMMOじゃなくてもいいんだけど、根暗なのでほかにいいものが浮かばなかった。なんだろう、オセロ?

 

だが上司に「FF14やりません?」「モンハンやりません?」とはとても言えなかった。アカウント教えたくないし……。上司のキャラクターが超絶美少女だったら触れていいのかどうか悩む。「体術5積んでるのに死中に活って性能欲しさですか?」とも言えないし、笛と広域化の有益性について論じたくもない。というわけで、オンライン飲み会への道のりは遠い。