書けないよ

かなこという幼なじみの話を2まで書いて止まっているのは、ここから先は私の性格上の醜さが溢れる展開になるからです。
かなこと喧嘩したのは私が悪かった、私が原因だった。心からそう思います。仲直りして何年か経ついまそう思う傍らで、いまでも「それでもかなこにも悪いところがあった」と思ってしまう薄暗さがあります。
これが私ではなく他人の話なら、喧嘩両成敗よと軽く言えるんだけど、そしてそう言えるのは私が子供の頃からずっと他人との境界が曖昧なせいであらゆる出来事を自分のせいにし続けてきたからこそ、歳を取ったいまは開き直って何事も「両成敗よ」と言えるんだけど、私かなこの一件だけは最後に全て自分のせいにしたい。なぜかは分からない。
しかし何度書き直しても「私ここまで悪くないです」な記述になってしまう。難しい。私は悪くて悪くないな。